★参加方法ガイド　【公式】

by **Cats' Dormitory** Sat May 16, 2015 4:59 pm

猫寮生活
CATS' DORMITORIES

上：基本情報編

上：基本情報編の内容

▼最初はこちらから

①【どんな世界？　───このトピックについて】
②【ＨＣＳではどんなことをするの？】（物語上の生活について・参加方法）
③【ＨＣＳ参加登録書】　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　
④【現在の参加学生一覧】　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　
⑤【ルールとマナーについて】　
　

下：補足情報編の内容　　　　　　　※以下の内容は詳しい設定集です。必要事項は①~⑤に書いてありますので、
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　初参加の方は読み飛ばしてくださって構いません。
▼より楽しむために

⑥【点数の規定】　　　　　　　　　　　　　　　
⑦【１年生の年間予定表】　　　　　　
⑧【１年生の受講科目表・時間割】
⑨【他学年の受講科目表】　　　　　　
⑩【ＨＣＳのイベント紹介】　　　　　
⑪【ＨＣＳのシステム紹介】　　　　　
⑫【用語集まとめ他・共通設定の世界観】[/justify]

　①【どんな世界？　───このトピックについて】

　このトピックは、『ウォーリアーズ』の４部族と『ハリー・ポッター』のホグワーツ魔法魔術学校を融合した世界、
　ホグワーツ・クラン・スクール───通称ＨＣＳで「見習い戦士の学校生活」を体験する、ロールプレイング型トピックです。

　参加者は随時１年生からスタートし、組分け儀式、日常生活、委員会選挙、寮対抗試合、お祭り、定期試験などを体験できます。
　もちろん、参加者同士で友だちになったり、恋仲になったり、ライバルになったりして、
　物語を進行させながら交流を深めることもできます。

　目次の⑥～⑫を見て大変そうだと感じる方もいらっしゃるかもしれませんが、
　あれは例えるならあくまでケーキのトッピングなので、⑤までさえ軽く目を通していれば、全然気にしなくて大丈夫です。

　⑤までさえ軽く目を通していれば、途中からでも簡単に参加できますし、先に始めているメンバーでサポートしますので、
　少しでも楽しそうだな、入ってみたいなと思った方は、ぜひ参加してくださいね！

　②【ＨＣＳではどんなことをするの？】（物語上の生活について・参加方法）

　入学生が、４つある学生寮のうちのひとつ「サンダー寮」に入ったその翌日から、さっそく学校生活が始まります。
　（お互いに交流しやすくするため、寮はサンダー寮で固定です。）

　＊物語上の生活のサイクル＊

　　【平日版】
　　　　朝　：　各寮で起床・朝食の鐘が鳴る（07：00）まで自由時間　→　城の大広間で朝食（07：00～08：00）　
　　　　　　　　　　　→　午前授業（→昼食）
　　　　昼　：　城の大広間で昼食（12：00～14：00）　→　午後授業
　　　　　　　　　　　→　最後の授業の終了の鐘（16：00）が鳴ってから夕食の鐘が鳴る（19：00）までは個人の放課後（→夕食）
　　　　夜　：　城の大広間で夕食（19：00～20：00）　→　解散、自由時間。個別の取り組み後、各自寮に戻って就寝（22：00）

　・日常の授業のほかに、祭日のお祭りや、月一度土曜日に行う「シーズン・ヴィレッジ」訪問などの課外活動があります。
　・日常や課外活動で良い行い、良い成績を認められると、『寮点』を与えられ、所属する寮に貢献することができます。

　課外活動については⑩【ＨＣＳのイベント紹介】 ⑪【ＨＣＳのシステム紹介】参照、寮点については⑥【点数の規定について】参照。

　＊生活についての詳細＊

　・授業は通常月曜から金曜日。土日と祭日は休日。授業の開始と終了は、城の鐘によって知らされる。
　・１日の朝・昼・夕食は、大広間の寮生別、教員別テーブルにバイキング形式。全校の猫が毎日３回ここで顔を合わせる。
　　朝食、昼食は個人のタイミングで食べられるが、夕食だけは全校一斉にとる。
　・１年生の受けられる科目は全部で６科目（詳細は⑧【１年生の受講科目表】参照）。授業ごとに教室を移動する。
　　寮の同じ学年ごとに授業を受ける授業、まれに寮混合の授業もある（こちらも⑧【１年生の受講科目表】参照）。
　・生活上の絶対のルールとして、
　　　　「真夜中以降は外をうろついてはいけない」
　　　　「他寮に勝手に立ち入ってはいけない」
　　　　「許可なく城壁の外へ出てはならない」

　＊参加開始時の詳細＊

　　参加者は参加登録を行ったあと、すべて自分で学校生活を創作することができますが、一応入学の手順があります。

　　まず、案内役のフクロウ（種類不問）に導かれて学校まで来てから、校門をくぐり、城の玄関に入って学長室へ。
　　そこで事前にフクロウにもらって持ってきた入学許可証をラギッドスターに渡し、「入学許可」を言い渡されて入学が成立します。
　　次に、教授１名の付き添いでＨＣＳにある４つの学生寮を見学し、最終的にサンダー寮
　　（参加者同士の交流を意図するため統一）を希望すると伝えます。
　　これで入寮完了、実際的な参加の準備は完了です。
　　その日の夕食で、寮のテーブルの仲間に自己紹介をしてからは、仲間の一員となり、翌日の授業にさっそく参加できます。

　③【ＨＣＳ参加登録書】

　★名前：
　★性別：
　★容姿：
　★性格：

　＊なお、何度も繰り返して申し訳ありませんが、寮は４つあるものの、参加者同士が交流しやすいように、
　　皆さんは「サンダー寮」で固定です（参加者は最終的にサンダー寮を希望してください）。

　　自分の演じたいキャラクターについて、最低限この４つを書いて投稿すれば、参加登録完了となります。
　　あとは自分で、学校に来るシーン（②【ＨＣＳではどんなことをするの？】＊参加開始時の詳細＊を参照）を書けば、
　　そこから授業に参加できます。
　　細かいルールや設定は、少しずつ参加するたびゆっくりわかっていくと思うので、まずは書き込んでみてくださいね。

　④【現在の参加学生一覧】（ 2015 / 5 / 31 00 : 00 、旧ＢＢＳ存在時点）

　すべてサンダー寮生です。プレイヤー名は敬称略。現在17匹。13匹が活動開始済み。
　「活動中」は旧ＢＢＳで2015年以降に更新があった参加者（現在９匹）。

　★シープ・ブレイズ＜羊の炎＞
　　　　少し長毛の、温かみのある茶色中心の三毛の雄猫。瞳は藍色。通称シープ、シープさん、ブレイズ。
　　　　プレイヤー名：ヒーステイル（活動中）
　　　　登録日： 2014 / 11 / 8　最終更新日： 2015 / 5 / 19　更新回数： 28

　★ウィル・カイト＜意志のトンビ＞
　　　　白い雄猫。瞳は淡い緑色。通称ウィル、ウィルさん、カイト。
　　　　プレイヤー名：トゥモローシャイン
　　　　登録日： 2014 / 11 / 8　最終更新日： 2014 / 12 / 4　更新回数： 6

　★フラワーフォール・フットパス＜花散るあぜ道＞
　　　　白い毛に茶色のまだら模様が入っている雌猫。瞳は蒼色。鼻がピンク色。通称フラワー、フォール、フットパス。
　　　　プレイヤー名：シェルペルト
　　　　登録日： 2014 / 11 / 9　最終更新日： 2015 / 12 / 8　更新回数： 1

　★ウォーター・フラクチュレイションズ＜水のゆらぎ＞
　　　　淡い灰色の雌猫。瞳は透き通った水色。通称フレイ、フレイさん。
　　　　プレイヤー：ウィングシャドウ（活動中）
　　　　登録日： 2014 / 11 / 9　最終更新日： 2015 / 5 / 1　更新回数： 21

　★リリー・ストーム＜ユリの嵐＞
　　　　三毛の雌猫。瞳はスカイブルー。通称リリー、リリーさん、ストーム。
　　　　プレイヤー名：ブライトストーム
　　　　登録日： 2014 / 11 / 17　最終更新日： 2015 / 12 / 8　更新回数： 3

　★アリア・クラリッサ＜透明なメロディ＞
　　　　白銀色の雌猫。瞳は水色。通称アリア、クラ、アリアさん、クラリッサ、クラリッサ嬢。
　　　　プレイヤー名：ウィンタージュール（活動中）
　　　　登録日： 2014 / 11 / 23　最終更新日： 2015 / 5 / 3　更新回数： 37

　★エル・ドラド＜黄金郷＞
　　　　黄金色の雄猫。瞳は淡く透き通った若葉色。通称エル・Ｄ、エル、エルさん。
　　　　プレイヤー名：ライトニングキット（活動中）
　　　　登録日： 2014 / 11 / 24　最終更新日： 2015 / 5 / 16　更新回数： 37

　★ユークレース＜割れやすい＞
　　　　プラム・グレイの美しい雄猫。瞳はアルバイン・ブルー。通称？　まだ参加していません。
　　　　プレイヤー名：ラファエルメモリー
　　　　登録日： 2014 / 12 / 4　最終更新日：未更新　更新回数： 0

　★オーシャン・コンクルージョン＜大洋の結末＞
　　　　青と水色の混ざりあった毛の雄猫。瞳はインペリアルブルー。通称オーシャン、オーシャンさん、コンクルージョン。
　　　　プレイヤー名 : シーズンメモリー（活動中）
　　　　登録日： 2014 / 12 / 7　最終更新日： 2015 / 4 / 4　更新回数： 8

　★ミストラル・ロワ＜北風の王＞
　　　　深海の様な濃い青色の雄猫。瞳は眩しい金色。通称ロワ、ロワさん。
　　　　プレイヤー名：ジェイミスト（活動中）
　　　　登録日： 2014 / 12 / 7　最終更新日： 2015 / 5 / 3　更新回数： 13

　★ドミノ・ブラック＜黒いお面＞
　　　　目の周りの黒い毛が濃い、毛先としっぽ先の白い黒い雌猫。瞳は琥珀色。通称ドミノ、ドミノさん、ブラック、ブラック嬢。
　　　　プレイヤー名：レパードクロー（活動中）
　　　　登録日： 2015 / 3 / 26　最終更新日： 2015 / 4 / 29　更新回数： 23

　★イーグレット・ファウンテン＜水鳥の泉＞
　　　　長毛の、灰色の混じった白い雌猫。瞳は青。通称イーグレット、イーグレットさん、ファウンテン。
　　　　プレイヤー名：サクライップニィ（ノーススノウ）（活動中）
　　　　登録日： 2015 / 3 / 26　最終更新日： 2015 / 5 / 1　更新回数： 15

　★アステロイド　ベルト・クラック＜小惑星帯の裂け目＞
　　　　天の川のような白いラインが走る、雄にしては小柄な黒い雄猫。瞳は深い群青色。通称Ａ．Ｂ．、クラックさん、クラック。
　　　　プレイヤー名：フラワリングハート（活動中）
　　　　登録日： 2015 / 3 / 27　最終更新日： 2015 / 5 / 19　更新回数： 19

　★ソフィ・アロー＜賢人の矢＞
　　　　銀色と白のとら柄の小柄な雌猫。瞳の色は水色。通称ソフィ、ソフィさん、アロー。
　　　　プレイヤー名：ムーンドロップ（ムーンライト）（活動中）
　　　　登録日： 2015 / 3 / 27　最終更新日： 2015 / 4 / 17　更新回数： 14

　★ネプチューン・ラブグッド＜海王星＞
　　　　灰色の毛。目はコバルトブルー。足先は白い。小柄でしなやかな体つき。通称ネプチューン、ネプチューンさん、ラブグッド。
　　　　プレイヤー名：サンダースパロウ（活動中）
　　　　登録日： 2015 / 3 / 31　最終更新日： 2015 / 4 / 17　更新回数： 2

　★ラグナロク・エッダ＜終末の唄＞
　　　　傷んだ純白の毛の、傷痕の多い雌猫。瞳は赤。大きいが雄にしては小柄で華奢。通称ラグナロク、エッダ、エッダさん。
　　　　プレイヤー名：ラッキークロー（活動中）
　　　　登録日： 2015 / 4 / 2　最終更新日： 2015 / 4 / 30　更新回数： 8

　★ルナ・フェアリー＜月の妖精＞
　　　　黒っぽい三毛の雌猫。瞳の色は？　通称ルナ、ルナさん、フェアリー。
　　　　プレイヤー名：フェザーリーフ（活動中）
　　　　登録日： 2015 / 4 / 30　最終更新日： 2015 / 5 / 16　更新回数： 2

　⑤ルールとマナーについて

　参加者同士の交流にあたり、最低限のいくつかのルールを設けています。皆で気持ちよく利用しましょう。

　・敬語を使うこと
　　参加中でないときの、参加者同士の直接なやり取りは、公共の場所ですから、いかなる場合でも敬語を使いましょう。

　・他の人のことを考えて発言すること
　　「敬語を使うこと」と対照的に、「乱暴な言葉を使わないこと」。発言の相手や、傍観者の気持ちをよく考えましょう。

　・物語の進行には必ず関係者の了承を得ること
　　他人についての「恋愛関係や対立関係」「過去」など、比重の重い設定は、必ず関係者に確認をとってから書いてくださいね。
　　無断で他人の話を作り込んでしまうとマナー違反です。他人の寮点についても同様に、勝手に加減することはできません。

by **Cats' Dormitory** Sun Jun 21, 2015 7:48 am

猫寮生活
CATS' DORMITORIES

下：補足情報編

▼より楽しむために

⑥【点数の規定】　　　　　　　　　　　　　　　
⑦【１年生の年間予定表】　　　　　　
⑧【１年生の受講科目表・時間割】
⑨【他学年の受講科目表】　　　　　　
⑩【ＨＣＳのイベント紹介】　　　　　
⑪【ＨＣＳのシステム紹介】　　　　　
⑫【用語集まとめ他・共通設定の世界観

⑥【点数の規定】

　　ＨＣＳでは、学生たちにより良い学生になってもらうため、４つの寮同士を、各寮生の素行の良さや成績の良さで競わせる制度、
　　通称『寮杯制度』が存在します。『ハリー・ポッター』にならったものです。
　　「それぞれの寮生個人の授業態度の優劣」と、「ＣＦマッチなどのイベントの成績」によって、寮のポイントが加減されます。
　　１年間の集大成として、７月の修了式に総合成績が清算され、最高点を獲得していた寮には寮杯という栄誉が与えられます。

　　参加者は、基本的に自分個人の素行にもとづいて自分の個人点数を加減し、集計しますが、これは必要不可欠ではありません。
　　あくまでも、より『ハリー・ポッター』らしさを体験したい方のために点数の基準をつくっただけなので、
　　この設定は全然使わなくても大丈夫です。
　　教授に「サンダー寮に10点！」など言わせたいときに、是非参考にしてくださいね。

　　ポイント計算は９月２日のオリエンテーション授業後に開始します。
　　なお、物語上でポイントの加減をする権力があるのは、教授・教員、監督生です。
　　（寮杯制度については⑪【ＨＣＳのシステム紹介】参照。）

　＊日常生活の点数の規定＊

　・授業中の優良な言動…………個人につき、５～10点の加点
　・授業中の劣悪な言動…………個人につき、５～10の減点
　・人道的、道徳的行為など、優れていて好ましいと見なされた優良行為…………個人につき10～30点の加点
　・喧嘩、不正行為、器物破損、盗難、他寮侵入などの不良行為 ………………………個人につき５～50点の減点

　・狩猟学で狩った獲物を食料庫に届ける ……………………………………………小動物は１匹につき１点加点、大型動物は２点加点
　・狩ってきた獲物が衛生的に悪いものだったと判明した場合………………５点減点
　・狩ってきた獲物が衛生的に悪いもので、被害が出た場合…………………10点以上減点

　・教授の仕事の補佐…………教授の判断により、一度に５点までの加点

　＊催しの点数の規定＊（イベントについては⑩【ＨＣＳのイベント紹介】参照）

　・ＣＦマッチの試合の得点
　　　　　全寮対抗試合の場合、１位100点、２位70点、３位50点、４位20点 / ２寮対抗試合の場合、勝者50点、敗者20点
　・ＣＦマッチにおける不正行為
　　　　　選手、寮双方に対し、50～100点、またはそれ以上の減点
　・ＣＦマッチの総合得点の優劣
　　　　　修了式にて、１位400点、２位300点、３位200点、４位100点

　・ハロウィン祭『ジャック・オ・ランタン・コンテスト』
　　　　　最優秀作品に100点、優秀作品３個にそれぞれ50点。
　・イースター祭「イースターエッグ」
　　　　　学長の卵300点、各寮監の卵100点、各ＣＦチームキャプテンの卵50点の加点。＊卵は計９個

　・１年生の『模擬部族裁判研修』にて、各事例の勝訴側に50点、敗訴側に20点の加点。
　　最優秀弁護チーム、最優秀検察チーム、最優秀判事に対し100点の加点。

　＊褒章の点数の規定＊（褒章については⑪【ＨＣＳのシステム紹介】参照）

　・模範生認定
　　　　　個人につき30点の加点。12月22日の終了式、４月のイースター祭の晩餐、学年末の修了式に認定される。
　・皆勤賞（２種類）
　　　　　その年１年間の「皆勤賞」は個人につき30点の加点、６年間すべての「純金皆勤賞」は個人につき200点の加点。
　　　　　学年末の修了式に授与される。
　・最優秀寮生賞
　　　　　修了式に50点の加点。各寮監に選ばれた各代表寮生１名ずつが、学年末の修了式に授与される。
　・最優秀監督生賞
　　　　　修了式に50点の加点。寮監たちに選ばれた監督生１名に対し、学年末の修了式に授与される。
　・最優秀学生賞
　　　　　修了式に50～100点の加点。教授たちに選ばれた学生１名に対し、学年末の修了式に授与される。
　・学校賞（ヘラクレイトス賞）
　　　　　修了式に50～100点の加点。学長の判断により、個人または組織に対し、学年末の修了式に授与される。

　⑦【サンダー寮の１年生の年間予定表】

　６月（青葉の季節）……………………………部族に来訪したフクロウによる入学資格の宣告（２１日・夏至の日）
　７・８月（青葉の季節）………………………パートナーのフクロウの先導によるＨＣＳへの旅

　９月（青葉の季節）…… 入学式（≒組分け、１日）、オリエンテーション・授業初日（２日）、
　　　　　　　　　　　　　ＣＦ実行委員立候補期間（17日～23日）
　　　　　　　　　　　　　※ＣＦ選手立候補期間（24日～30日）ただし１年生は通常ＣＦ選手になることは認められない
　10月（落葉の季節）…… ＣＦ実行委員会総選挙（５日）、各ＣＦチーム選手選抜式（１日～15日）、ハロウィン祭（31日）
　11月（落葉の季節）…… 初のシーズン・ヴィレッジ訪問（第２日曜日・８日）、第１回ＣＦマッチ（シニア戦、21日）
　12月（枯葉の季節）…… 年末試験（４日）、第２回ＣＦマッチ（ジュニア戦、18日）終了式（19日）、
　　　　　　　　　　　　　　冬休み（希望者帰省、19日～１月10日）、クリスマス祭（24日、25日）

　１月（枯葉の季節）…………始業式（11日）
　２月（枯葉の季節）…………バレンタイン祭（14日）、第３回ＣＦマッチ（対リヴァー寮戦、20日）
　３月（枯葉の季節）…………中間試験（15日）
　４月（若葉の季節）…………イースター祭（春分後の最初の満月の翌日曜日）、
　　　　　　　　　　　　　　第４回ＣＦマッチ（対ウィンド寮戦、20日）、寮獲得点中間発表（20日夜）
　５月（若葉の季節）…………模擬部族裁判研修（４泊５日、８日～１２日、翌金曜日から３連休）
　６月（青葉の季節）…………学年末進級試験（10日）、第５回最終ＣＦマッチ（対シャドウ寮戦、18日）、
　　　　　　　　　　　　　　終了式（≒寮杯授与式、表彰式、30日）

　７・８月（青葉の季節）……夏休み（全員帰省、７月１日～８月31日）

　⑧【１年生の受講科目表・時間割】

　５科目が必修科目。１・２年生には、進路別選択授業（望んでいる進路によって学んでも学ばなくてもよい授業）が存在しません。

　『初等戦闘学』───戦闘に関する実演授業。独りでの戦いかたを学び、応用として生徒同士で組み合う。肉体的にハード。
　　　　　　　　　　　担当教授はブラックスター。場所はホグワーツ城玄関前の校庭、もしくは本校舎１階の小ホールＡ。

　『初等狩猟学』───狩猟に関する実演授業。狩りの基本的な技術を学び、授業の最後に狩りをする。容赦なく叱られる。
　　　　　　　　　　　担当教授はレパードスター。場所はホグワーツ城中庭、もしくは城外の開放林、本校舎１階の小ホールＢ。

　『初等薬草学』───薬草に関する座学・実演の混合授業。基本的な薬の調合法、その効用や使い方を学ぶ。記憶力と応用力が必要。
　　　　　　　　　　担当教授はイェローファング。場所は城の校庭の第１薬草園、もしくは本校舎２階北東角の薬草学室。

　『部族史学』────歴史に関する座学。部族の成り立ちやその栄枯盛衰について学ぶ。ほかの科目に比べ、落ちついて学べる。
　　　　　　　　　　担当教授はトールスター。場所は２階の史学室。

　『初等戦士学』───道徳に関する座学・実演の混合授業。戦士の掟を学び、道徳を問われる場面での選択をディスカッションする。
　　　　　　　　　　初歩的なテーマは「自分の一族の族長と敵の部族の子猫、どちらかしか選べない場合どちらの命を優先するか」。
　　　　　　　　　　高度な判断力が必要。担当教授はブルースター。場所は５階の第３講堂。

　『夜間行動学』───夜間の森や岩場などで安全に行動するためのレクリエーション授業。
　　　　　　　　　　　出席は必須ではなく、有志が参加するが、前日までに申込用紙への記名が必要。夜の散歩のようなもの。
　　　　　　　　　　担当教授はナイトスター。場所はホグワーツ城中庭（初期）、ホグワーツ城敷地全土、城外の開放林。

　授業ではタラヨウ（ターラ樹、ノコギリシバ）の葉をノートとして使用し、爪を使って内容を文字として書き留めることができます。

　タラヨウの葉は通称『ノート』。長楕円形の20センチほどの大きさで、縁は細かいぎざぎざになっています。
　モチノキの一種で、通常自己管理です。事前に、端に穴を開けているので、ひもを使って綴じることができます。
　入学式の日にひとり20枚もらうことができ、追加は薬草庫管理長のマッドファー（ ⑫【共通の世界観設定】参照）にもらえます。

　⑨ 【他学年の年間予定表・受講科目表】

　＊「必須」は全員が必ず受ける授業、その対象でない「選択」は自分の進路に必要手判断して希望した者のみがとることのできる
　　授業です。
　　進路別進学制度は３年次から一部で始まり、４年次で全員が進路別の授業を受けます。
　　進路別進学制度については⑪【ＨＣＳのシステム紹介】参照。

　　※申し訳ありません、ただいま編集中です。※

　⑩【ＨＣＳのイベント紹介】

　『組分け』９月１日

　　入学生が、入学当日にこれから７年間暮らす寮を自分で選び出す儀式。
　　寮は城の３階に、寮の私有庭は城の中庭にあり、４つに分かれている。
　　寮ごとに特色があり、入学生は４つの寮を見学してそれぞれの雰囲気や環境、性質を見定め、自分の寮を決めなくてはならない。
　　寮については⑫【共通の世界観設定】参照。

　『ＣＦ実行委員会総選挙』10月５日

　　ＣＦマッチを管理・運営する「ＣＦ実行委員会」委員を選ぶ、全校生徒と一部教授が投票する総選挙。
　　夕食前の17時から大広間で行われ、立候補者は全校相手に演説をしなくてはならない。
　　有権者は、各々の役職で信任する立候補者に、木の葉の紙に書いて投票し、結果は翌朝大広間に掲示される。
　　選挙を管理・運営するのは教授たちと前年度の監督生で、裏では執行期間１ヶ月の臨時の選挙委員会が発足している。

　『シーズン・ヴィレッジ訪問』11月以降の毎月第２日曜日

　　ＨＣＳは全寮制であるため、全校生徒は社会を学ぶ目的で、月に一度の第２日曜だけ、
　　この村を訪れて自由に過ごすことが許されている。
　　行く者は教授の引率で朝８時に出発し、帰るときもやはり教授の引率で、夕方６時までにホグワーツ城に帰宅する。片道１時間。
　　１年生は11月に初めて行くことができるが、10月１日からそのときまでに出身部族から許可の手紙を申請して、
　　出してもらえなければ参加できない。
　　村はのどかな田園地帯にあり、村民はほとんどが元飼い猫か単独猫。
　　村長バーリーと、元ＨＣＳ生のレイヴンポーが、共同で守っている。
　　村の詳細は⑫【共通設定の世界観】参照。

　『ハロウィン祭』10月31日…………10月31日の夜に開催されるお祭り。寮点獲得あり。

　　各寮でお菓子が作られるほか、有志が大小のジャック・オ・ランタンのランプを作り、
　　晩餐後にリヴァー寮の庭の川で灯籠流しをする。
　　『ジャック・オ・ランタン・コンテスト』は晩餐前に大広間で行わる。
　　いちばん良いジャック・オ・ランタンを作った学生か教授の寮には、賞と100点が贈られる。
　　点数の詳細は⑥【点数の規定について】参照。
　　なので、この日のために寮で巨大カボチャを育てている者も多いし、芸術家肌の猫はこのお祭りを生き甲斐として、
　　何よりも愛している。
　　この日は、夕方６時のハロウィン祭開始より後なら、「トリック・オア・トリート」の挨拶さえすれば他寮を訪れても構わない。
　　他寮生に「トリック・オア・トリート」をかけられた猫は、自分の寮でこの日のために作られたお菓子を振る舞えなければ、
　　いたずらされてしまう。そのため、興奮した交流やにぎやかな喧嘩が毎年勃発している。
　　「大変わんぱくな祭」として、学長ラギッドスターのお気に入りのイベントのひとつ。

　『ＣＦマッチ』11月、12月、２月、４月、６月

　　正称はコーポレーション・ファイト。全校生徒だけでなく、教授陣も裏で賭け事などをして熱血的に盛り上がる、最大の行事。
　　公式の寮対抗試合で、10月をのぞく偶数月と11月に行われ、６月の第５回最終決戦までの総合成績で各寮の総合順位が決まる。
　　各寮は、２年生以上の７匹でチームを編成し、１年間ずっと出場し続けなくてはならない。
　　なお、落伍者が出た場合は補欠選手の繰り上げか臨時選抜式が行われる。
　　競合種目の内容決定や審判、点数管理、取締、運営などは、毎年「ＣＦ実行委員会」が行うことになっている。

　『クリスマス祭』12月24日、25日…………12月24日と12月25日に開催されるお祭り。寮点獲得なし。

　　クリスマスを、冬休みに帰省しなかった有志で丸２日間かけ盛大に祝うイベント。
　　きらびやかなクリスマスツリーの下で尾を絡めたカップルは永遠に幸せになるらしい。
　　冬休み中のイベントであり、帰省する学生や教授もいるので、参加者は少数だが、内輪だけで心行くまで楽しめる。
　　24日の夕方６時から25日の深夜０時にかけて、大広間で盛大なパーティーが開かれ、
　　25日は参加者でウィンド寮の丘に集い、寮対抗の雪合戦をする。
　　24日のパーティーではバイキングやダンス、プレゼントを楽しむことが「義務」づけられているが、
　　夜10時から０時にかけて、学長は行方が知れない。
　　なお、０時以降は復活し、サンタクロースに扮したラギッドスターが参加者の枕元にプレゼントを配る姿が目撃されている。
　　学長は雪合戦にも参加している。

　『バレンタイン祭』２月14日…………２月14日に開催されるお祭り、というより慈善活動。寮点獲得なし。

　　この日は過ごし方に２種類あるが、いずれも本来のバレンタインとは違い「不幸な境遇の子どもに愛を与える」日となっている
　　（一部の者からは、なぜこの日だけしかしてやらないのか、という批判の声があがっている）。
　　＊「招待コース」
　　　　　孤児院で暮らしている身寄りのない孤児たちを学校に招き、一緒に遊んだり学んだりして愛情に触れさせてやるというもの。
　　　　　生徒たちはひとりずつ、生後３ヶ月の子どもをひとり担当して、学校を案内する。
　　　　　この影響でＨＣＳに入学したがる孤児も多い。
　　＊「訪問コース」
　　　　　シーズン・ヴィレッジの村外れにある小さな病院を訪れて、病気に苦しむ子どもたちを励ましてやるというもの。
　　　　　実はこの日は、シーズン・ヴィレッジにひと晩外泊することが許されている（翌日朝７時に帰宅する義務はある）。
　　　　　そのため「訪問コース」を選ぶ生徒も少なくない。
　　　　　村の「カフェ・ティアラ」で裏メニューを分けあったカップル、
　　　　　あるいは村の古井戸を探しだして見つけて真夜中にのぞいたカップルは幸せになるらしい。
　　　　　いずれも朝８時に仕事が始まり、夕方６時以降は各地で自由時間となる。

　『イースター祭』春分の日以降の最初の満月日の、次の日曜日…………自由参加のお祭り。寮点獲得あり。

　　各寮のＣＦチームキャプテン、各寮の寮監、学長がホグワーツ城に隠した計９個のイースター・エッグを、
　　全校生徒で探しだすお祭り。キャプテンの卵は50点、寮監の卵は100点、学長の卵は300点を勝ち取ることができるので、
　　これも大変熱狂的なお祭りである。
　　城じゅうを飛び回るフクロウによって随時状況が放送される。
　　ただし参加は必ずしも強制ではないので、さぼってまったり休んだり、シーズン・ヴィレッジに行ったりする生徒もいる。
　　なお、自分の隠した卵を期限の夕方６時までに見つけられずに済んだ猫は、「イースター・キング」として、
　　真夜中まで学長以上の権力を与えられる。
　　夕方６時にはシーズン・ヴィレッジに出かけた猫も帰ってくるので、６時からは大広間で世界中の卵料理を扱った宴会が開かれる。

　『模擬部族裁判研修』５月８日～12日

　　５月にシーズン・ヴィレッジ「大聖堂」にて、４泊５日の泊まりがけで行う研修。
　　１年生は４匹編成の弁護チーム・検察チーム、または単独の判事役（特別）のいずれかに分かれ、
　　歴史上の未解決の事件の模擬裁判を行う。
　　将来、実際に部族社会で生きるときに、どんなことが起きても自分の信条を強く持って対処できるようになること、
　　高い判断力を養うことが目的。
　　１日目はシーズン・ヴィレッジ遊覧後、６時から村民との交流夕食会。
　　２日目は善悪や責任問題の講義、３日目は歴史事件の模擬裁判、４日目はシーズン・ヴィレッジの実際の事件の模擬裁判を行う。
　　例えば３日目は、「30年前のメドウ族族長毒殺事件」「戦いで重傷を負った族長を毒殺した看護猫は、有罪か無罪か」。
　　この場合、弁護チームは「族長の安楽死の意図」として、検察側は「倫理違反・政治的策略」として、
　　それぞれ看護猫を擁護・攻撃する。
　　判事役の学生は、それぞれの主張に基づいて判決を下すが、その際皆が納得できるように理由を明確にのべなければならない。
　　なお、４日目のシーズン・ヴィレッジ模擬裁判では、３日目では与えられた状況や証拠だけを使って裁判をしたのに対し、
　　弁護・検察チームは、課題として知らされた事件について、それぞれ村民に聞き込みをして、
　　自分たちで証言・事実の情報を集めなくてはならない。
　　この研修では本格的な頭の良さ、すぐに切り返す冷静さなど、非常に高度な能力が問われ、
　　才能を表す者、落ちこぼれる者で二極化してしまう。

　⑪【ＨＣＳのシステム紹介】

　『ＣＦ選手選抜式』

　　その年のＣＦ選手を選抜する試験。選抜式自体が、一種の見物として各寮の注目を集めている。
　　昨年は副キャプテンで、その年に新キャプテンに着任した者が、それぞれ独自の形式で執り行う。
　　持久力、反発力、敏捷さ、反応速度、戦術などの面をうかがうためのテストで、容赦なく厳しい。
　　１年生は基本的にエントリーを許されていない。
　　・「ＣＦ選手」
　　　　特に体育会系に人気な、競争率の激しい肩書き。10月にキャプテン以外の選抜試験がある。レギュラー選手は７匹。
　　　　寮対抗試合、通称ＣＦマッチに出場する選手のことで、寮の名を背負う花形となる。
　　　　寮の人気者、アイドルなので、ファンが生まれるのは当然だし、いろいろと優遇される。
　　　　選手は特に運動能力に長けている場合が多いが、競合種目のなかには頭脳戦もあるので、才能こそがなによりも必要とされる。
　　　　従って選抜試験自体が大変な注目を集める。
　　　　選手になれるのは２年生から。しかし５年に１度の確率で、１年生の選手も選ばれる。
　　　　これは本来なら補欠選手とするのを、１年生が滅多にない逸材だった場合にあてる特例である。
　　　　いずれの学年も、毎年10月に新キャプテンの執り行う選抜試験に受からなくては選手になれない。
　　　　選手にはキャプテン、サブキャプテン、シンカー（参謀）などの役割がある。
　　　　キャプテンになるのは前年度にサブキャプテンを務めた新６年生。なお７年生は普通、選手を引退する。
　　　　チームメイトが怪我などで脱退した場合は、臨時の新人選抜試験が行われる。
　　　　なお通常、熱意ある１年生でキャプテンに認められた者は、１年間補欠選手として練習のみ参加でき、
　　　　翌年も試験に通ればチーム内の地位を優遇される。

　『ＣＦ実行委員会』

　　ＣＦマッチを管理・運営する委員会。（現役ＣＦ選手、及びＣＦ選手経験者はなれないが、委員経験者が選手になることは可能。）
　　委員会の幹部は、最高権力を有する委員長（普通は昨年の副委員長）、副委員長、審判、記録士、伝令士など、
　　５、６年生中心の１２匹。なお７年生は普通、委員を引退する。
　　１～３年生は役職のない補佐委員にしか立候補できない。また、公平さを命とするため、寮の違いによる壁がない。
　　ＨＣＳでも最大級の組織のひとつ。
　　・「ＣＦ実行委員会委員」
　　　　頭脳派の猫に人気の肩書き。
　　　　10月の選挙に立候補し、大広間で演説をして、全校投票で一定数以上の支持票を得ることで勝ち取れる。
　　　　ＣＦを公正に行い、運営するために存在している委員会に参加している生徒のこと。
　　　　委員長、記録士、補佐委員など、選挙はそれぞれの役職内で起こる。
　　　　１年生から立候補することができるが、委員長は５年生以上という暗黙のルールがある。
　　　　また、ＣＦ選手との兼任はできないし、一度選手になった者は、二度と委員になれない。逆は可能。
　　　　どの寮に対しても公平でなくてはならないので、委員のあいだの寮の垣根は低い。
　　　　人気の役職ではないが、この委員会は学校の陰で密かに暗躍するひとつの大きな組織である。

　『監督生』

　　優等生に人気の肩書き。９月の始業式の日に、前年度に着任していた先輩の監督生あるいは寮監によって新任が選ばれる。
　　それぞれの寮のリーダーとして、仲間の寮生の生活を取り締まる権限を持つ生徒。前期監督生と区別し後期監督生と呼ぶことも。
　　後期監督生、本監督となる資格は、４年生以上であること、模範生であること、その寮の学生からの尊敬を得ていること。
　　ルール的には最年少で４年生からなることができるが、選ばれる４年生は少ない。高学年の監督生ほど偉いとされる。
　　１～３年生は、９月から10月までの１ヶ月間に自分が優等生であることを監督生に証明し、認められた場合、
　　「前期監督生」として、自分の学年に対してのみ擬似監督生になることができる。もちろん、権限はずっと弱く少ない。

　『進路別進学制度』

　　ＨＣＳの学生は本来、将来は部族で働くために修行している。そのため、希望する進路別の学習コースが存在する。
　　コースは「普通戦士」「看護猫」「族長」例外的に「教授」、の計４コース。
　　看護猫コースのみ３年次から選択授業が存在するが、本格的なコース別授業は４年次から始まる。
　　・「看護教授助手」
　　　　看護猫コースに進む者が得る肩書き。４年生になると、看護猫志望者は看護教授の弟子となり、助手として修行する。

　『寮杯制度』

　　学生たちにより良い学生になってもらうことを目的に、寮同士を各寮生の素行の良さや成績の良さで競わせる制度。
　　各寮生の授業態度の優劣、ＣＦマッチなどのイベントの成績によって点数が加減される
　　（その権限を持つのは後期監督生と教授たち）。
　　１年間の集大成として、７月の修了式に総合成績が清算され、最高点を獲得していた寮には寮杯という栄誉が与えられる。
　　寮点は、大広間にあるガラスの杯に貯まっている宝石（サンダー寮・ルビー、リヴァー寮・サファイア、
　　シャドウ寮・エメラルド、ウィンド寮・ダイヤモンド）で表される。

　『褒章制度』

　　・「模範生認定」
　　　　12月の終了式、４月のイースター祭の晩餐、６月の修了式の年３回認定される褒章。
　　　　成績優秀、素行優良、人格にも優れていて、他の学生の見本となる学生が対象。
　　　　一度につき、寮ごとに学年にひとり、つまり４×６＝２４匹認定される。（いずれも名前を呼ばれて認定されるのみ）
　　　　実力があれば何回も認定され、そのたびに寮点を獲得できる。
　　　　この肩書きに権限はないが、教授や上級生から大きな信頼を得られる。
　　・「皆勤賞」
　　　　学年末の修了式に授けられる褒章。学年ごとの「皆勤賞」と７年通算の「純金皆勤賞」とがある。
　　　　その年、あるいは７年間、一度も授業に遅刻、欠席しなかった者が対象。能力がない生徒でも受賞できる大切な褒章。
　　・「最優秀寮生賞」
　　　　学年末の修了式に授けられる褒章。各寮で最も優れていると各寮監に判断された、各寮１名が対象。
　　　　多くは成績が常にトップだった者、かつ目立つ功績をあげた者で、模範生認定や最優秀学生賞と被ることも多い。
　　・「最優秀監督生賞」
　　　　学年末の修了式に授けられる褒章。寮監たちに選ばれた監督生１名が対象。すべての監督生念願の、最高の栄誉。
　　・「最優秀学生賞」
　　　　学年末の修了式に授けられる褒章。教授たちが学生１名を選び出す。必ずしも成績優秀というわけではない。
　　・「学校賞（ヘラクレイトス賞）」
　　　　学年末の修了式に授けられる褒章。
　　　　学長の判断により、その年に素晴らしい功績をあげた個人、または組織に対して授与される。
　　　　最優秀学生賞同様、成績の良さはあまり関与されない。何を成し遂げたのか、が重視される。
　　　　授与されない年の方が多い。最も特殊な賞。

　『冬休み・夏休み』

　　冬休みは12月19日から１月10日まで。希望者が帰省。夏休みは７月１日から８月31日まで。一部を除き全員帰省。

⑫【共通設定の世界観】

　『ホグワーツ・クラン・スクール』

　　通称ＨＣＳ。全寮制、７年制の戦士養成学校。
　　職員はすべて『ウォーリアーズ』の族長、副長、看護猫からなっている（図書館司書のみ例外）。現学長はラギッドスター。

　　特色に、部族猫のための学校であること、校舎が山中の古城であること、４つの学生寮があることなどが挙げられる。
　　また、７年前にある男性教授が、野心のために数部族を扇動し、学校を襲撃させて滅ぼそうと企んだが、
　　以前から教授の裏切りを察知していた青年がこれを解決した、有名な事件の舞台でもある（同⑫【共通設定の世界観】参照）。
　　学校は湖を眼下に臨む峰の斜面にあり、石の城壁のなかは広大で、
　　本校舎である城のほかに、庭園、森、川、沼、荒れ地などがある。

　　・ホグワーツ城……５階作りの本校舎。石造りになっており、無数の部屋や隠し扉がある（入学生は必ず迷子に）。
　　　　　　　　　　　４階には謎の立ち入り禁止区域が。
　　　・大広間…………本校舎の南側（敷地の正門側）にある大理石の床の広間で、玄関から繋がっている。
　　　　　　　　　　　食事や儀式、集会の行われる場所。全校生徒向けの掲示板がある。
　　　　　　　　　　　学長の演説台から見て左からシャドウ寮、ウィンド寮、サンダー寮、リヴァー寮のテーブル。
　　　　　　　　　　　教員テーブルはいちばん前にある。
　　　・学長室…………１階北側にある学長の部屋。赤い絨毯が敷かれており、学長がいないときには、
　　　　　　　　　　　学長の親友のシロフクロウ、フェニックスが留守番している。
　　　・教員寮…………校舎の各階西側にある。
　　　　　　　　　　　普通は教員ひとりにつき一室だが、気の会う者同士や同じ教科体系の者は同室で暮らす。教科室とは別。
　　　・教室棟…………校舎の各階東側にある座学教科のための教室で、教科室が併設されている。大小や造りは様々。
　　　　　　　　　　　目的不明の部屋も多い。
　　　・図書館…………校舎４・５階の西にある、タラヨウの葉の本が蔵書されている部屋。吹き抜けになって繋がっている。
　　　・大厨房…………ＨＣＳの食事をすべてつくっている部屋。校舎のなかで最も川に近い１階東側にある。
　　　　　　　　　　　小厨房も存在するらしいが場所は不明。
　　　・地下室…………城のどこかに入り口があるらしいが、容易には見つからない。
　　　　　　　　　　　20年前の戦没者の墓場だとか、財宝の隠し場所などと言われている。

　　・４つの寮…………ホグワーツ城の３階にある４つの寮。詳しい説明は同⑫【共通設定の世界観】参照。＊参加者は全員サンダー寮
　　・庭園……………… ホグワーツ城の玄関前にある美しい庭園。ラギッドスター自らが手入れをしている。噴水や薔薇の回廊など。
　　・禁じられた森… 城壁の北側の閉鎖された門の向こうに広がっている、黒い樹木の森。
　　　　　　　　　　　　　かなり危険で、戦闘分野の教授でさえ独りでは通れない。
　　・歌い柳…………さらさらと葉の擦れあう音が歌っているように聞こえる柳。数年にひとり、彼女と話せる学生が入学するという。
　　・湖……………… ホグワーツ城の３階以上の窓から眺めることができる美しい湖。
　　　　　　　　　　数年にひとり、彼の湖面に幻を見る学生が入学するという。
　　　　　　　　　　民話では、歌い柳と湖は心中した恋猫同士だったらしい。
　　　　　　　　　　そのせいか、歌い柳と湖の声や幻に気づくふたりの学生は、必ず同時に現れる。

　　また、峰を越えて南側に下ったところには猫の村シーズン・ヴィレッジがあり、
　　学校と村は子猫の教育のため長く交流を続けている。
　　ＨＣＳ入学対象の入学生は、通常部族猫として生まれた生後６ヶ月の子猫で、
　　ＨＣＳのフクロウにより選ばれ、各地から連れてこられる。

　　　＊ＨＣＳの特別職＊教員以外の役職に就いている猫たち。「兼任中」の猫は教職も引き受けている。
　　　『厨房オーナーシェフ』
　　　　　ＨＣＳの毎日の食事を作ってくれている料理人たちのリーダー。グレーストライプが担当中。
　　　『食糧庫管理長』
　　　　　ＨＣＳ所有の食糧を貯蔵、管理、配給している猫。狩猟学で学生が獲った獲物も集める。ブランブルクローが兼任中。
　　　『看護師』
　　　　　ＨＣＳ唯一の、看護のみを専門職として引き受けている猫(看護体系の教員はこれに準じる）。シンダーペルトが担当中。
　　　『薬草庫管理長』
　　　　　ＨＣＳ所有の薬草を貯蔵、管理、配給している猫。薬草学の実験材料の調達も行う。マッドファーが兼任中。
　　　『図書館司書』
　　　　　ＨＣＳの図書館を管理している猫。特殊な例外として、普通戦士のクラウドテイル・ブライトハート夫妻が担当中。
　　　『生活指導部』
　　　　　ＨＣＳの学生たちの生活を厳しく取り締まる猫。違反者には容赦なく罰則を課す。ラシットファーが兼任中。
　　　『シーズン・ヴィレッジ外交官』
　　　　　シーズン・ヴィレッジとの外交や、月に一度出かけるときの学生を統率などを引き受ける猫。ミスティフットが兼任中。
　　　『ＣＦ実行委員会総長』
　　　　　学生による「ＣＦ実行委員会」を補佐する猫。教員側の不正のチェックも引き受ける。デッドフットが兼任中。

　　　＊ＨＣＳの７不思議＊
　　　　『地下室』
　　　　　　入り口の場所は不明だが、長年その存在を噂されている。
　　　　　　最後の地下13階に辿り着けば、生還どころか死後の世界にも行けないらしい。
　　　　『４階の立ち入り禁止区域』
　　　　　　城の４階北側は全面立ち入り禁止。防火扉で閉ざされているが、時折中からうなり声が聞こえる。
　　　　　　ちなみにこの棟の向こうは「禁じられた森」。
　　　　『禁じられた森』
　　　　　　ホグワーツ城の北に広がる、黒い樹海。学生は立ち入り禁止。経験者以外は、必ず迷い、二度と出られない。
　　　　　　トラや怪鳥が棲んでいるという噂がある。
　　　　　　また、こちらの方角によく耳をすますと、謎の金属音が一定のリズムで聞こえてくる。
　　　　『歌い柳と湖』
　　　　　　シーズン・ヴィレッジの民話に登場する。
　　　　　　数年に一度現れる特別な２匹に、歌い柳は声を聞かせ、湖面は幻を見せるという。
　　　　『死の秘宝』
　　　　　　部族世界の有名な伝説にある、３対の秘宝。
　　　　　　ひとつは「月の石」で、そのかけらが「地下室」か「禁じられた森」に隠されているという噂。
　　　　『聖夜の学長』
　　　　　　毎年、12月24日の夜10時から翌12月25日の深夜０時にかけての２時間、学長が必ずどこかに消え、
　　　　　　絶対に見つからない。教授たちのあいだで密かに発見された謎。
　　　　『ホグワーツ城』
　　　　　　開かずの教室、どこにも続かない階段、３階で聞こえる女の子のすすり泣きなど、
　　　　　　ほかにも多くの不思議を隠し持つ、在自体が神秘的な古城。

　　　＊各寮について＊

　　　　『ウォーリアーズ』の４部族が『ハリー・ポッター』の４寮に相当している。
　　　　寮は本校舎３階の東（ウィンド寮）、西（サンダー寮）、南（リヴァー寮）、北（シャドウ寮）。
　　　　城の中庭は『ウォーリアーズ』のなわばりと同じ自然環境(ただし４分の１スケール）で各寮の私有地(侵入不可）。

　　　　＊サンダー寮…………『ハリー・ポッター』のグリフィンドール寮に相当する寮。参加者は、全員がこの寮に入る。
　　　　　寮の庭：小さな森。ネズミやリスなどの食べものが特産品。
　　　　　求められる資質：周りの好感を呼ぶような努力の才能、勇敢さ、自分の信念のために戦う覚悟、誠実さ。
　　　　　有名な卒業生：ファイヤスター。卒業後学校を離れ、自分の一族の族長を務めていたが、教授として再び来校した。
　　　　　現在の寮監：ブルースター。厳格な完璧主義者で、徳があり、優れた戦士・教育者として有名。厳しいが愛情も深い。

　　　　＊リヴァー寮…………『ハリー・ポッター』のレイヴンクロー寮に相当。
　　　　　　　　　　　　　　寮間の仲がいつも良いわけではないのに、昔はサンダー寮との禁断の恋愛は伝統だった。
　　　　　寮の庭：小さな川辺。魚やカニなどの食べものが特産品。
　　　　　求められる資質：部族社会を深く理解したいという学習意欲、天才的な賢さ、冷静さ、抽象世界を愛する才能。
　　　　　有名な卒業生：レパードスター。卒業後は自分の一族に帰って名を上げたが、現在は学校に戻って教授を務めている。
　　　　　現在の寮監：クルキッドスター。曲がりあごが特徴だが、優しく穏やかな老教授。自分の娘を溺愛している模様。

　　　　＊シャドウ寮…………『ハリー・ポッター』のスリザリン寮に相当。
　　　　　　　　　　　　　　サンダー寮とは代々反目しあい、忌み嫌いあってきた深い因縁がある。
　　　　　寮の庭：小さな沼地。カエルやカラスなどの食べものが特産品。
　　　　　求められる資質：偉大になりたいという野心、それに見合う努力の才能、転んでもただでは起きない打たれ強さ。
　　　　　有名な卒業生：ブロークンスター。ラギッドスターの息子であるにもかかわらず、多くの悪事を働き、放校された。
　　　　　現在の寮監：ブラックスター。気難しく人を寄せつけず、酷たらしいほど厳しいが、内心は学生を気にかけている。

　　　　＊ウィンド寮…………『ハリー・ポッター』のハッフルパフ寮に相当。
　　　　　　　　　　　　　　サンダー寮との仲は安定して良好で、お互いに良い印象を持っている。
　　　　　寮の庭：小さな丘。ウサギや鳥などの食べものが特産品。
　　　　　求められる資質：良き族長に仕えるための努力の才能、正直さ、善良さ、良い意味で平凡な幸せに満足できる才能。
　　　　　有名な卒業生：ワンスター。トールスターの弟子。人柄が良い。
　　　　　　　　　　　　　自分の一族で族長を務めた後、トールスターにヘッドハンティングされ帰校。
　　　　　現在の寮監：トールスター。寮監のなかでは最高齢。気難しいわりに気弱な一面もあるが、逆境においては気高い。

　　　各寮生が自分の寮・寮庭以外に立ち入ることは禁じられている（『ウォーリアーズ』同様）。
　　　しかし、寮を越える恋愛をする学生もいるため、しばしばこの掟は、寮監たちの監視の目をかいくぐって破られる伝統がある。

　『シーズン・ヴィレッジ』

　　ＨＣＳは全寮制であるため、全校生徒は社会を学ぶ目的で、毎月第２日曜にこの村を訪れて自由に過ごすことが許されている。
　　行く者は教授の引率で朝８時に出発し、帰るときもやはり教授の引率で、夕方６時までにホグワーツ城に帰宅する。片道１時間。
　　１年生は11月に初めて行くことができるが、10月１日からそのときまでに出身部族から許可の手紙を申請して、
　　出してもらえなければ参加できない。
　　村はのどかな田園地帯にあり、村民はほとんどが元飼い猫か単独猫。
　　村長バーリーと、元ＨＣＳ生のレイヴンポーが、共同で守っている。

　　・『料亭　カラス麦』
　　　　　バーリーとレイヴンポーの経営している料亭・酒場・宿屋。
　　　　　村の目玉なのでいつも大繁盛しており、にぎやかで和やかな雰囲気。
　　　　　普段は城の中にばかりいる教員たちが、社会の情報を手に入れられる場所でもあるが、正体不明の旅人の客も多い。
　　　　　店では「マタタビール」「ベリーウィスキー」のほか、専門外だが薬草も取り扱っている。
　　　　　バーリーはブルースター教授の古い知り合い。レイヴンポーはファイヤスター教授やグレーストライプシェフの旧友。

　　・『スマッジの悪戯専門店』
　　　　　日用雑貨や文具(タラヨウの葉のノートなど）から悪戯道具に至るまで、何でも取り揃えてある、子どもに大人気の店。
　　　　　駄菓子も置いてあるので、学生たちはここで買うお土産をなにより楽しみにしている。
　　　　　なお、実はお得意様用の秘密の奥部屋がある様子。また店長のスマッジは、ファイヤスター教授の幼なじみらしい。

　　・『カフェ　ティアラ』
　　　　　美味しいスイーツがメニューに盛りだくさんのカフェ。お洒落で可愛らしいお店なので、女の子に大人気。
　　　　　バレンタインにここで裏メニューを食べたカップルは幸せになるが、月のない夜にここで食べたカップルは別れるらしい。
　　　　　村の結婚式はしばしばここで挙げられる。店長のプリンセスは、ファイヤスター教授の姉らしい。

　　・『チェルフォード古書店』
　　　　　学生のための参考書から、一見なにも価値がないようで、実はものすごく貴重な古書まで、
　　　　　種々様々を取り揃えている書店。村でいちばん歴史が古いが、今は寂れていて、ほとんど立ち寄る者がいない。
　　　　　そもそも開店している状態自体が珍しくなっている。ヘンリーという、ぶっきらぼうで無口で怒りっぽい年寄りの雄猫が
　　　　　経営している様子（ヘンリーは『ウォーリアーズ』に実在の猫）。

　　・『ホワイト・ハート小児病院』
　　　　　コウディとコウルのたった２匹の医者が経営している病院。孤児院を併設している。
　　　　　コウルはがめついが腕が立つ医師。コウディは賢く優しい女医。時おり、医術を習うためにＨＣＳへやって来る。

　　・『ドルイド大聖堂』
　　　　　村外れの廃墟のなかにある最古の大聖堂（村が始まる前からあった様子）。名物は窓のステンドグラス。
　　　　　館長は不明だが、バーリーとレイヴンポーを中心に、村の猫全体で管理をしている。
　　　　　現在はシーズン・ヴィレッジに関する資料や、周辺地域の歴史の記録が保管される場所になっている。
　　　・「ドルイドの滝」
　　　　　　実際は井戸。村の創立者が最初に見つけた水脈と言われており、願いを込めて投げられた金貨が底に溜まっている。
　　　　　　大聖堂のある廃墟のどこかにあるが、村の猫さえなぜか見つけられないことが多い。
　　　　　　春分の日、夏至の日、秋分の日、大晦日、冬至の日、バレンタインに井戸をのぞくと、それぞれなにか起きるという。

　『血染めのホグワーツ城』『幻影戦争』]

　　７年前に終結した、凄惨な歴史的大事件。
　　学生時代とＨＣＳの教員時代に渡り、凶悪な殺傷事件を繰り返した猫、タイガースターが主犯。
　　暗殺含む多くの殺傷事件と、近隣部族を巻き込む大戦争がホグワーツ城で起き、『ブラッドウォーカー』を名乗る
　　世界的犯罪集団も参戦したため、事件は俗に『血染めのホグワーツ城』と呼ばれる。
　　またタイガースターとスカージの策略により、近隣部族がＨＣＳの架空の悪事をを憎悪して戦争を仕掛けたため、
　　歴史的には『幻影戦争（Eidolon War）』と呼ばれている。

　『ダークイーター＜闇喰らい＞』

　　ＨＣＳ出身で、ラギッドスターに師事していた大悪党、タイガースターの率いる闇の戦士集団。
　　学長ラギッドスターの息子だが学校を追放されたブロークンスターのほかに、ダークストライプ、ジャギッドトゥース、
　　クローフェイス、サーシャなど。
　　ファイヤスターとの戦いに敗れて姿を消したが、なおもラギッドスターとファイヤスターを怨み、学校への復讐が危惧されている。
　　なお、ＨＣＳのブラックスター教授はかつてこの闇の陣営にいた。

　『ブラッドウォーカー＜血の海を歩く者＞』

　　タイガースター率いる＜闇喰らい＞がＨＣＳの卒業生であるのに対し、こちらは純粋な悪の戦士猫の破壊集団で、
　　世界中の部族を荒らしている。元は、部族社会からつまはじきにされた者たちの集まりらしい。すでに血族と化している。
　　リーダーはスカージ、右腕はボウン、ほかにも双子の兄弟や、かつて学校からさらわれた教授ボウルダーなとがいる。
　　ダークイーター＜闇喰らい＞と競争しながら、ラギッドスターの９生の強奪と、学校の乗っ取りを企む。

　＊ダークイーター＜闇喰らい＞とブラッドウォーカー＜血の海を歩く者＞は、『ハリー・ポッター』の死喰い人にあたり、
　　タイガースターとスカージはヴォルデモート卿にあたる。
　　（ふたりの本名は伏せ、「虎の帝王」「血の帝王」「名前を呼んではいけないあの猫」と呼ぶのが一般。本名は禁句）。
　　それぞれのリーダーは、学生や部族の戦士としてラギッドスターと何らかの因縁があったらしいが、明らかにはされていない。
　　彼らは、ストーリーにドラマや緊迫感を与える必要からつくった、外部の悪であって、必ずしも登場が必要というわけではない。

　現在も加筆・修正中です。要望・質問があれば教えてくださいね！　　責任者：ライトニングキット

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